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選び方 / GUIDE

AIにAIを動かしてもらって、既存記事4本を補強した記録|Grok Bot×Claude Code、つまずいた点も全部

公開日:2026-11-02 最終更新:2026-11-02 文:西條洋平

作業日:2026年11月2日(各ツールの画面や機能は同日時点)

この記事の結論
  • スマホのAIアシスタント(Grok Bot)に頼んで、ノートパソコンのClaude Codeを動かしてもらい、このサイトの既存記事4本に一次情報を足しました。
  • 作業は「下書き → 別のAIで見直し → 自分が承認 → 反映」の4段階。反映前に必ず人が確認する形にしました。
  • 夜8時半ごろに始めて、反映が終わったのは夜10時ごろ。そのうち半分くらいは、つなぐ作業とつまずきの解決にかかりました。
  • ログインだけは自分でやる必要がありました。パスワードはAIに渡していません。

なぜやろうと思ったか(運営者より)

AIに記事を書かせることは、もう誰でもやっています。Googleは量産記事を評価しないと言っていますが、AIが作った記事を評価しないとは言っていません。では、何でいちばん差別化できるのか。そう考えたとき、答えは一次情報があるかないかだと思いました。

一次情報なら、SNS、特にXは一次情報のかたまりです。そして現場での新しい経験こそ、いちばんの一次情報です。だからこそ、ブルーカラーがAIを使えば、AIを使わないブルーカラーとも、AIだけで記事を作ろうとする人とも差別化できる。そう考えて試しました。

何をしたかったか

このサイトは、記事を大量に作るのではなく、公式発表などの一次情報で既存のページを補強していく方針です。ただ、現場の仕事をしながら毎回自分で公式ページを確認して書き足すのは大変です。

そこで、スマホから頼むだけで、ノートパソコンにいるClaude(いつもこのサイトの更新に使っているAI)に作業させられないか試しました。

使ったもの

  • Grok Bot:スマホとパソコンで使えるAIアシスタント。今回の「指示役」です。パソコン用アプリを入れると、パソコンでコマンドを実行できるようになります(実行のたびに承認が必要)。
  • Claude Code:Claudeをコマンドで動かせる版。今回の「作業役」です。
  • Claude in Chrome:ClaudeがChromeを操作する機能。WordPressの管理画面での更新に使いました。

流れ

1. 最初はGitHub経由を考えたが、つながらなかった

最初は、GitHubに改善案を出してもらい、自分が承認する形を考えました。ところが、ブラウザでは「接続済み」と表示されているのに、Grok Botからは見えない状態が続きました。ブラウザでログインしていたアカウントと、Grok Botが使っているアカウントが別だった可能性があります。

あとで分かったのですが、このサイトはGitHubで管理しておらず、ClaudeがWordPressの管理画面から直接更新する形でした。結果的に、GitHubは今回いりませんでした。

学び:まず「自分のサイトがどう更新されているか」をAIに伝える。ここを先に伝えていれば、遠回りしませんでした。

2. パソコンにGrok Botのアプリを入れた

ノートパソコンにGrok Botのアプリを入れると、Grok Botがパソコンの中を確認できるようになりました。

ところが、パソコンに入っていたのはClaudeのデスクトップアプリだけで、コマンドで動かせるClaude Codeは入っていませんでした。Grok Botに承認を出すと、公式の方法でClaude Codeを入れてくれました(1分かからず終わりました)。

3. ログインは自分でやるしかなかった

Claude Codeを使うには、Claudeのアカウントでログインが必要です。Grok Botがログイン画面を開こうとしてくれましたが、画面に出てきませんでした。

結局、自分でPowerShell(黒い画面)を開いて claude と入力し、ブラウザでClaudeのアカウントを承認しました。ここは人がやる部分です。パスワードをAIに渡さずに済むので、むしろこのほうが安心でした。

正直な感想:普段と違う画面で、コードだらけでした。どこに打ち込めばいいのか、ぱっと見では分かりづらかったです。

もう一つ分からなかったのが、「普段使っているClaudeと何が違うのか」「今回の作業は普段のClaudeにも伝わっているのか」です。Grok Botに聞くと、中身は同じClaudeで、アカウントも同じ。違うのは窓口だけで、普段のアプリはチャット画面、今回のはコマンドで動かす画面とのことでした。サイトの更新はWordPressに直接入っているので、普段のClaudeが見てもちゃんと反映後の内容になっています。ただ、今回のやり取りは普段のアプリの会話履歴には出てきません。

そこで、普段のClaudeが毎週の更新で読んでいる作業記録(log.md)に、今回どのページをどう変えたかをGrok Botに追記してもらいました。これで次回からは、普段のClaudeも今回の変更を前提に作業できます。

4. Claudeに下書きを作らせた(サイトはまだ触らない)

5ページについて、今の本文(before)と、一次情報を足した本文(after)をパソコンのフォルダに作ってもらいました。指示はGrok Botが書き、Claudeが実行します。

Claudeは公式ページを開き直して、案の細かい点も直してくれました。

  • Nottaの無料ハードウェアプランは「自分のワークスペースがある人だけ」という条件を追加
  • 弥生が「優良な電子帳簿」に対応済みで、令和9年分の申告機能は2028年1月末ごろに提供予定と公式で確認できたので追加
  • マネーフォワードの75万円控除への対応は公式に書かれていなかったので、「対応」とは書かない
  • PLAUDの公式ストアはアクセス制限で開けず、価格は確認できなかったので触らない

ここでつまずき:作業が終わったのに、Grok Botから報告が来ませんでした。こちらから「できた?」と聞いて、やっと報告が来ました。2回目からは、終わるまでGrok Botが見張る形に変えてもらいました。

5. 別の目でもう一度見直させた

下書きを、Claudeに「編集長」の立場でもう一度見直してもらいました。すると、5ページとも「もっといい案がある」という結果でした。事実の間違いはありませんでしたが、読者が判断しやすくなる修正です。

  • Notta:本体29,700円は、プレミアムを年払い(14,220円)にしたときのおよそ2年分。この比較を足した
  • マネーフォワード:「e-Taxで送れるか確認しましょう」で終わっていて答えがなかったので、両プランともe-Taxで送れることを書いた
  • Googleマップ:Geminiでは口コミ返信は下書きまでだが、投稿は公開までできてしまう。注意書きを投稿のほうに付け直した
  • PLAUD:旧Pro(30,800円)が、新しいFlow Edition(29,700円)より高く見える矛盾があった。価格を確認するまで、補強内容の反映を止めた

学び:同じAIでも「書く役」と「見直す役」を分けると、もう一段よくなります。

6. 承認して、4ページだけ反映

「Claudeの意見を取り入れたものを反映して」と伝え、PLAUD以外の4ページを反映しました。ClaudeがChromeでWordPressの管理画面を開き、更新しています。

ここでもつまずき:パソコンにChromeが2つつながっていて、Claudeが「どちらを使いますか?」と聞いたまま止まっていました。コマンドで動かしているので、Claudeの質問に答える人がいません。Grok Botが「ログインしている方を使って」と指示し直して、進みました。

反映でClaudeがやったこと:

  • 更新前の本文をバックアップしてから差し替えた(元に戻す方法も記録)
  • 下書きは表示用のHTMLから作っていたので、管理画面の中身と細かい違いがあった。そのため、ページを丸ごと入れ替えず、変えた部分だけを差し替えた
  • 公開ページを開いて、表示・エラーの有無・広告リンクの数が変わっていないことを確認した
  • 更新直後はキャッシュで古いページが出たが、時間をおいて新しい内容になったことも確認した

かかった時間と、人がやったこと

  • 時間:夜8時半ごろ〜10時ごろ(約1時間半)。2回目以降は、つなぐ作業がないのでもっと短くなるはずです。
  • 人がやったこと:アプリのインストール、Claudeへのログイン、「入れていい?」「反映していい?」への承認、質問への返事。
  • AIに任せたこと:公式情報の確認、文章づくり、見直し、バックアップ、反映、表示の確認、普段のClaude用の作業記録への追記。

いちばん便利だったこと:ほぼGrok Botとのやり取りだけで完結したことです。Claudeへの指示も、見直しの依頼も、反映の確認も、Grok Botがやってくれました。

いちばん面倒だったこと:最初の連携です。はじめはiPhoneだけでやろうとして手間取り、面倒になってパソコンに切り替えました。パソコンはある程度使っていますが、GitHubなどはよく分かりません。結局GitHubは使わずに済みましたが、最初の準備がいちばんのハードルでした。

真似する人への注意

  • パスワードはAIに入力させない。ログインは自分でやる。
  • 反映の前に人が承認する。今回も、AIの見直しで5ページすべてに修正が入りました。そのまま出していたら、PLAUDの価格の矛盾をそのまま公開するところでした。
  • バックアップを取ってから差し替える。戻せる状態にしておく。
  • 広告リンクはAIに開かせない。アフィリエイトの不正クリックと見なされないように、指示書に「開かない」と書いておきました。
  • ブラウザやアカウントは1つにそろえておくと、AIが迷いません。

まとめ

AIに全部を任せたわけではなく、「つなぐ・ログインする・承認する」は人、「調べる・書く・見直す・反映する」はAI、という分担でした。一度つながってしまえば、スマホから頼むだけで、一次情報で記事を補強する作業が回せそうです。

今回補強した記事: